院長挨拶

「私の物語―患者中心歯科医療―」

私はここ東京の赤坂で診療を始め4０年になります。
開業当時はこの町には緑の木々も多く小鳥もさえずっている環境でした。

今はビルが立ち並ぶオフィス街となり、近くにはサントリーホールや六本木ヒルズ、赤坂インターシティAIRもでき、すっかりハイカラな街となりました。

そんな中で数年多くの患者さんを診療していくうちに大きな問題にぶち当たるようになりました。それはいくら治療をしても、次から次に虫歯や歯周病が再発してくるのです。

悩める患者さんの病気を治すためには「保険診療」は有効なのですが、保険治療には「予防の概念」がなく病気になってからでないと受けられなかったのです。

そこで再び病気にならないように、今ある健康を維持するためには治療の前に、先ずしっかりとした「診査と診断」が必要だということに至りました。
口の中の病気は「食事」「生活習慣」や「全身の健康状態」と深く関わっています。必ずしも病気の原因は一つではないということです。

まず、「予防する方法」を歯科衛生士から学び、きちんと治療を受けた後は、その維持のために「メインテナンス」を受け、プロの力を借りながら維持していく。

そして生涯自分の口から食事を摂り続ける。

この考えから「予防歯科」を中心とした歯科診療を40年、ここ赤坂で展開し続けています。